PART 3 工事開始
Step 1 地鎮祭・近隣挨拶

■地鎮祭の意義
日本では、古くから家を建てる時、祭りということが必ず行われてきました。地鎮祭は、一般に神式で行われています。神官が主斉し、参列者の心身を祓い清めて、その土地の守護神をお迎えし神饌(神が召し上がる神酒、食物)を供え、祝詞(のりと)を捧げ、工事の無事進行、竣工と、土地・建物の安全、堅固、弥栄を祈願して古式に則って行います。
■地鎮祭は必ず行うものではありません。
又建築主ご一家で済ませる場合もあります。執り行う場合は、施工業者にお知らせ下さい。
■行う場合の要点
【出席者】
出席者は、建築主のご家族(一般的には同居のご家族)・設計者・施工業者です。
【日時】
祭事ですから、大安吉日が好まれますが、友引なども宜しいかと思います。又、時間は原則午前中に執り行います。
【神主】
建築主が直接依頼して頂くことが多いといえます。施工業者が代行して依頼する場合もあります。依頼したい神主がいれば、その旨を施工業者にお申し付け下さい。
【費用(初穂料)】
費用(初穂料)は、供物をどちらで用意するかで変わります。詳細は、施工業者にお問い合わせ下さい。
【お供物】
一般的に、海の幸・山の幸・米・塩・お酒などを用意します。詳しくは施工業者にお問い合わせ下さい。
■その他
儀式は約30分程度で終了します。後片付けが始まる前に神主に初穂料を差し上げて下さい。
■近隣挨拶
工事中、何かと近隣には迷惑をかける場合があります。入居後も仲良くお付き合いするために、「挨拶」は大切です。地鎮祭の前に施工業者と一緒に伺うほうが良いでしょう。最低でも「向こう三軒両隣」には粗品を持ってご挨拶に行くことが大切です。
Step 2 基礎工事

地鎮祭が終了すると、まず基礎工事に着手します。基礎工事は住宅を支える大切な行程です。
鉄筋のチェック・コンクリート強度のチェックなどは、設計監理者が責任を持って監理します。
又、あとで見えなくなる部分は必ず工事写真で記録します。
Step 3 上棟式

基礎工事が完了し、コンクリートに十分な強度が出た事が確認できればいよいよ上棟です。
ここで、ようやく住宅の形が現れてきます。約2日程かけて大工さんが住宅の土台・柱・梁・屋根と組み立てていきます。
一般的には屋根の頂部に配置する「棟木」がかかれば上棟です。しかし、現在ではクレーンを使用するため、夕方まで作業を続けるので、2日目にはほとんど屋根の形も出来上がります。上棟式のお祝いを行う場合は、この作業が終了してから現場で行うのが一般的です。ちなみに一般的な「上棟式」の要綱をまとめてみると...。
■上棟式の意義
「上棟式」は建前<タテマエ>建舞とも呼び、無事棟が上がったことに喜び、感謝するものです。つまり、上棟式は「儀式」というよりも施主が職人さんをもてなす「お祝い」と言えます。
工事に関わった人が一同に会し、今後の工事の安全を祈願し、お互いの協力のもとに家をつくりあげていこうとする意思表示の会でもあります。
このように上棟式はお祝いの会ですので一般的な住宅の場合地鎮祭と異なり神主さんは呼びません。日程については、大安吉日が好まれますが、友引なども宜しいかと思います。又施工業者の都合もありますので、担当者に相談して下さい。

■上棟式は必ず行うものではありません。
又、建築主ご一家で済ませる場合もあります。執り行う場合は、施工業者にお知らせ下さい。
■大工さんの棟梁による上棟式の進め方の一例
| 1.祝詞奏上 | 屋根に(危険なので2階の仮床で)供物を供え棟梁による上棟の祝詞が奏上されます。その後四方清めの儀で棟梁と一緒に建築主が酒と塩で建物の四隅を清めます。終了後一階に降りてお祝い事を始めます。 |
| 2.建築主挨拶 | 建築主の立場で、御礼や、工事の無事故などのお願いなど簡単なご挨拶を述べます。 |
| 3.乾杯 | 施工業者の担当者などによる乾杯ならびに挨拶があります。 |
| 4.懇談 | 建築主と現場の大工さんとは、これが初顔合わせになりますので、お互いに信頼関係を深める良い機会にして下さい。ほとんどの大工さんは車で通勤のためお酒は飲めません。時間的には30分くらいで終わります。 |
| 5.中締め | 中締めといっても、終了の合図になります。大工さんの棟梁に簡単な御礼の挨拶と「三本締め」などでお開きとなります。 |
■上棟に際し、施主(建築主)が用意するもの
一般的に地鎮祭と同じものを用意します。詳しくは施工業者にお問い合わせ下さい。
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